裏アカウントのように嘘を吐きまくって
嘘、嘘、嘘。
嘘で固められている。
カッコ悪い、ダサい、そんな言葉が表面的じゃなくて本質的に投げかけられる。
嘘ばっかりだ、そんな言葉を周囲に投げたふりをしながら自分をどんどん嘘で固めていく。
こんな人間になるくらいなら、...。
嘘をついたって、自分を傷つけたって、誰かを責めたって、自分を責めたって、結局自分は自分である。そんな自分だって変わり続ける。ひとつの確実な自分なんてない。だけど、自分はどこまでも自分。他人じゃない。生きたって死んだってそんなに変わりはしない。ただ自分。嘘嘘嘘の自分。自分の体は生きるために心臓を動かし、血を巡らせている。なら、ちょっと生きてみるか、そんくらい。生きることは素晴らしいって、そんなの嘘だろって、思う。生きることが素晴らしい人にとって、生きることは素晴らしい。それがほんとだろ。自分は今嘘をついている。ほんとは今とても気分がいい。世界は素晴らしいってちょっと思っているとこがある。嘘ばっか。嘘ばっか。人の嘘が嫌なのに、自分は嘘ばっか。なのに自分がちょっと嫌いじゃないとこがある。いいとこがあるって、本気で思ってる。何言ってるんだ。何が本当なんだ。嘘ばっか。